
今回のアクスタはポーズ的に実用性が高い
みのりダイアリープレゼンツ 鈴木みのりバースデーイベント2025に行ってきました。
この記事では、イベントで感じた鈴木みのりさんの変化や覚悟と、それが自分に与えた影響を綴ります。
歌の話の前に、まずは会場の空気感から

「グッバイ宣言」等でおなじみ、アルセチカさん描き下ろしのアクキー
まずは全体的に触れていきます。
個人的に、鈴木さんの個人イベント特有の「ゆるくつながってる」雰囲気がすごく好きです。鈴木さんのオタクって界隈感があまりなくて、各々好きにやってるけど「鈴木みのりすごい」は共通しているから、向いている方向は揃っている感じ。それが物足りないという人もいるでしょうが、自分にとっては心地良いんですよね。
個人イベに興味はあるけどディープな人が多そうで行きづらいなと思っている人、なにも心配いらないのでぜひ一度来てみてください。いろんなイベントにひとりで行っている自分が保証します。ここが一番ハードル低いです。
その雰囲気を象徴するのは、5月に続き2度目の実施となった「風船運びリレー」でしょう。オタクが一生懸命風船を運ぶ姿を、鈴木さんが高いところから見下ろしている。そしてオタクは本当に運ぶだけで鈴木さんにだけ着順を当てた時の見返りがあるという、文字にするとポップなカイジなんですよね。
でもその場の雰囲気は和やか極まりなくて、前後のオタク同士で作戦会議が始まったりもする。でもイベントが終わった後は特に言葉を交わすこともなく各々散っていく。この距離感すごく好きなんです。拒絶するわけじゃないけど干渉もしないという。
やや脱線しました。ここから歌パートを振り返っていきます。
鈴木みのりBDイベント2025 歌パートセトリ

デジたん・ヤチマ・リリがいるサイゲフラスタ
【第1部】
- ヘビリンゴ / すりぃ feat.ねね
- 憂一乗 / ヨルシカ
- longing / keeno
【第2部】
- 蒼のエーテル / ランカ・リー=中島愛
- more than words / 羊文学
- 私は最強 / Ado
待望の歌パート。
ここ数年のその時その時で感じた気持ちがハマる曲を選択して時系列で並べて、言葉にはできない気持ちを歌で届けるのがコンセプトとのことでした。
とはいえあの時はあんな状況でこんな思いがあって、と細かく語られるわけではなく、解釈を委ねられる部分がかなり多い。過剰考察しがちなオタクとしては非常に捗る構成です。
憂一乗
「その時の自分の気持を〜」という前置きのトークの後に歌ったのが憂一乗で、実際すごく苦しそうに歌われていて、過去のことと承知はしているがそれでも大丈夫!?となる。でも大サビから笑顔になったので、抜けたんですねとほっとしたり。
蒼のエーテル
第2部最初の曲で、コンセプト的にはlongingからの続き。選曲や表現の意図について思考を張り巡らせる中で唯一「別れをイメージして」という具体的な話が曲間に出たのが蒼のエーテルでした。
なりたい自分になるには選択の連続で、前向きな選択だとしてもその結果距離が生まれてしまうものや人がいて、でもそれはネガティブなことではなくて、というお話。ここが時系列的に事務所移籍のタイミングだと思われます。
longing
MCで触れられていたkeenoさんとのやり取りはこれ。
more than words
これ以降は直近のポジティブなフェーズに入ったのか、雰囲気がガラッと変わったのを感じました。それ以上に歌の迫力に圧倒されてしまって、気づいたら涙が出ていました。
個人的には歌における鈴木さんの強みって圧のある裏声だと思っていて、一番盛り上がるところを裏声で攻めるこの曲は鈴木さんの強みにぴったりハマるんですよね。宇多田ヒカルさんの曲を歌う時の仕上がりが毎度すごいのもこの理屈だと思う。1回きりのカラオケで終わらせるにはもったいないぐらいの仕上がりだったので、どこかファン以外の人にも目につく場所で歌う機会あったらいいな。
"今"を肯定する「私は最強」
「今の自分だからこの曲を笑顔で歌える」
この前置きで始まった「私は最強」。圧巻のパフォーマンスでした。
でも、不思議と歌そのものの記憶はあまりありません。というのも、この曲の背景にある文脈で脳を焼かれてしまったんですね。
個人番組を見るぐらいに鈴木さんを追っている人はご存知でしょうが、自己評価がとても低い人なんですよね。正確には「自己評価がすごく低い人『だった』」のです。
その変化の兆しは、今年の6月のデレステ10thツアー福岡にありました。この時の歌の仕上がりがすさまじくて、アイマスPの間でも大きな反響がありました。その直後のみのりダイアリーでこう語ります。「余計なことを考えすぎる自分を変えようとしている」「競走馬のメンコのように、目の前のことだけに集中したら、歌や演技が楽しくて仕方がない」と。
私は最強は選曲から歌唱からこのあたりの変化が如実に乗っていたと思います。これまでの個人イベントやライブツアーの歌唱でも基本的にはポジティブな流れで締めていて、ただどちらかというと未来への希望や祈りを歌うことが多かったんですね。だから、今の自分を笑顔で「最強」だと叫ぶ姿にはかなりくるものがありました。オタクが想像する以上に大きな変化だったんだなと。
そして、この「文脈」が、なぜこうも自分に響いたのか。
それは、自分自身もここ1,2ヶ月「変わりたい」と悶々としながら過ごしていたからです。環境を変えるには、まず自分を変えなければならない。でも時間もかかるし簡単なことではないからとノロノロ進んでいました。
そんな時、尊敬する人がこれほどまでに大きく前に進んだ姿を見せてくれたものだから、もう腹を括るしかないなと。また背中を押されてしまいました。
まとめると

鈴木みのりの歌はそのうちガンにも効くようになるかはわからないけど、オタクの人生を変える力があるのは確か。
あとは、はっきりと触れはしないものの、ソロの音楽活動に対して前向きっぽい発言がここ最近増えているのも嬉しいですね。
このCrosswalkの歌詞が今はすごく響きます。
鈴木さんが自分の人生を背負って歌う曲が大好きなので、いつかまたどこかで交わったらいいな。
そしてみのりダイアリー制作陣には足を向けて眠れません。次はデビュー10周年イベントですかね。今回もありがとうございました。