「マクロスFとΔ合わせ 京都南座歌舞伎ノ宴 ~ミニライブ&歌舞伎コラボトーク~」から、2024年1月13日(土)開催のフレイアΔ鈴木みのり、美雲ΔJUNNA出演分についてセットリスト・ライブレポートを随時更新していきます。
ワルキューレ京都南座ミニライブのセットリスト
昼公演
- 恋! ハレイション THE WAR
- 一度だけの恋なら
- 破滅の純情
- トライアングラー
- いけないボーダーライン
- ルンがピカッと光ったら
昼夜ともに、いけボとルンピカの間で歌舞伎コラボトークがありました。
夜公演 ※変更分だけ
- 破滅の純情→僕らの戦場
- トライアングラー→What ‘bout my star? @Formo
ミニライブ中の感情を辿る
全体を通して一言で表すならば、ひたすら裏切られ続けたライブだったなと思います。もちろん悪い意味ではなく。
まず登場の段階から劇場特有の演出というか、ライブハウスやホールではお目にかかれない現象に驚かされました。最前列の席まで届くぐらいの量でスモークがモクモク、せり上がってくるバンドメンバーは袴姿、その背後では炎がゆらゆら。そして聴こえてくるのは「Welcome to Walkure World」、恋ハレです。どこまで意図したものかはわからないですが、ファイナルライブツアーの千秋楽を締めたのが恋ハレで、それ以来初めてワルキューレとして歌うのもまた恋ハレ。なんて美しいのでしょう。
鈴木、JUNNAとして喋るMC
恋ハレが終わるとMC。ワルキューレ単独ライブでは基本的にアンコール以外ずっとキャラとして振る舞うので、MCで普通に鈴木とJUNNAとして喋っているのもまた新鮮だったりします。声出し練習は「歌は歌舞伎」。そんな2人のお衣装はそれぞれのイメージカラーを貴重とした和装風のものでした。今回は踊らないということもあって、振り袖というかヒラヒラが多め長め。
定番曲だけど歌割りが定番じゃない
MCが開けると一恋、破滅の純情と定番曲が続きます。お馴染みの曲ではあるものの、歌割りが全然お馴染みじゃなくて驚き。まず一恋からどうお馴染みじゃなかったのかを、「(時の)胸の奥に(果てに)秘めた思いを」の部分で説明します。ちなみに一恋を2人で歌うのは「マクロス進宙式典 2021」ぶりです。この時は(時の)(果てに)はカナメマキレイの声が後ろで流れていたところを、南座バージョンでは「(時の)(果てに)」を鈴木さん、「胸の奥に」をJUNNAさんという振り分けでした。今回はマニュピレーターなしで、ステージ上の音だけで全てこなす必要があったのでそうなったのでしょう。大サビも進宙式典では2人のユニゾン+後ろでコーラスだったものがJUNNAさん主メロ、鈴木さん下ハモとなっていました。バンマス西脇さんはミュージシャン全員イヤモニなしとも言っていましたね。
破滅の純情はなんと言っても「Ah 誰もが Baby〜」のパートを2人で歌ったこと。2番のサビを鈴木さんが歌った時点でおやおやとなってはいましたが、まさかそうくるとは。個人的にあのパートはJUNNAさんの代名詞だと思っているので、鈴木さんの声で聴けるのは驚きかつありがとうの気持ちでした。
トライアングラーがくると予想できたひと0人説
そして問題のトライアングラー。この曲は完全に意識の外でした。F曲を歌うことまでは予想していた人もいると思うんです。でもやるならデカミク曲だろうと思ってしまいますよね。いやメドレーで歌ってはいるけど。「マクロスFとのコラボなので〜」というフリが入った段階でF曲が来ることは確信、それでも「2人でやるならライオンかな?」とか考えていました。無からトライアングラーをぶちこむのは無法がすぎる。
夜の部のF曲枠は「What ‘bout my star? @Formo」。個人的には今回のライブで一番食らった曲です。歌い出しから良すぎて泣きました。鈴木みのりのアカペラは国宝認定すべき。こうなると明日はシェリルさんがΔ曲を歌うのもほぼ確実と見てよさそうですが、どうなるんでしょうね。想像しやすいのはGIRAFFE BLUESとかですが、今日の感じからするともっと捻った選曲してきそう。ルンピカで「覚悟しなさい」やってくれたりしますかね。
ソロ枠、ルンピカだけはいつもの味
歌舞伎トークを間に挟むものの、ラスト2曲はソロ枠。久々のいけボ美雲ソロVer.でした。安野さん不在なので、自ずと下ハモ職人を鈴木さんが担う形に。ありがとうございます。歌舞伎トークを終えると、鈴木さんが花道からせり上がってのルンピカ。たくさん振り回された後に、お馴染みのルンピカ締めで心穏やかに退館できました。とはいえ京都仕様なので、「準備はよろしおすか?」と「覚悟しいや」でお届け。鈴木さんのテンション感的には、アコースティックということもあってかいつものフルMAXという感じではなく、どちらかと言うとソロツアーで歌った時に近い感覚。
鈴木さん個人のパフォーマンスの話でいうと、フレイアの儚さの部分が強く出ていたように感じました。いつものステージ中を走り回る元気モードではなく、それこそ最終決戦の覚悟を決めた状態のようなイメージ。アコースティックという環境がそうさせるのでしょうか。プロセカをやっている人だけに伝わる表現をすると、奏と絵名のデュエットぐらい柔と剛のコントラストがはっきりしていました。なんにせよ、これまで聴いたことのない歌でした。
※追記「鈴木みのりとしての気持ちで〜」
「そういうの気にしてくれるオタクさん」の中の1人としてありがとうございますの気持ちとともに、何でも答え合わせしたがるのはよくない、というか鈴木さん側のアクションを求めるような言動はよろしくないなと反省です。
映像化して!
ひとまず映像化or音源化してください。ぱっと見でもカメラ5台ぐらいあるの見たんだから。新規衣装作ってバンドメンバーも集めて、歌舞伎役者さんも呼んであの場だけで終わらせるのはもったいないですよね。歌舞伎コラボトークもしっかり面白かったですよ。特に千之助さん鈴木さんは広い括りで言えば同業者ということもあり、質問の内容も回答もやけに具体的というか、たぶん普通なら表に出す濃度の話ではないだろうという具合がちょっとおもしろかったです。千之助さんは鈴木さん憧れの声優が林原めぐみさんという情報も引き出してくれましたしね。なぜ林原さん?という方はアニメ「ポケットモンスター」を見てください。
繰り返しになりますが、パッケージ化待ってます。
※追記 両日夜公演の配信が決定
配信日時 | 13日(土)夜の部:2月3日(土)19時~ 14日(日)夜の部:2月4日(日)19時~ |
金額 | 各日:3,500円 両日セット:6,500円 |
購入URL | https://eplus.jp/macross-kabuki/ |
「マクロスFとΔ合わせ 京都南座歌舞伎ノ宴 ~ミニライブ&歌舞伎コラボトーク~」の概要
公演日 | 2024/1/13(土)、14(日)14:00~ /18:00~ |
出演 | 1/13(土):フレイアΔ鈴木みのり、美雲ΔJUNNA / 片岡千之助 1/14(日):シェリル・ノーム starring May’n / 片岡千之助 |
演奏 | 西脇辰弥(Bandmaster & Keyboards)、外園一馬(Ac.G)、梯 郁夫(Percussion)、門脇大輔(Violin) |
コメント
コメント一覧 (1件)
坂本真綾つながりもあって、トライアングラーはみのりんごにカバーしてもらいたい曲のベストでしたが、やはり出来れば最初の坂本バージョンでやってもらいたいんですよね。
一つ目は三角関係の相手が美雲でない事。
そして二つ目はチビフレが歌ってるようにも聞こえる事。
「ハヤテは誰とキスをする。あたち? それともフレイア?」って。