ヤミキューレとかいうぽっと出の敵キャラ

ヤミキューレとかいうぽっと出の敵キャラ

すき。劇場版が終わっても供給が止まらず、シェリルとランカも取り込んでしまったヤミキューレの人気の秘密を探ります。

目次

ヤミキューレが人気になった5つの理由

劇中では一言二言しか喋らなかったヤミキューレが、なぜ今に至るまで人気を保ち続けているのか。その理由はぽっと出であることすら利用したキャラの扱いのうまさにあると思う。具体的な理由を5つ紹介していく。

1.一言で説明がつく出自

闇フレイア

劇場版後編からの登場ということで、限られた尺の中ハヤテやフレイアの物語を描ききらないといけないのでヤミキューレの紹介に使える時間は少ない。それを解決したのは「シャロン・アップル型のAIに星の歌い手細胞を組み合わせました」という生まれの設定。マクロスファンに対してはこの一言だけでどれだけの脅威かが十分に伝わる。

2.喋らなくてもいいキャラ設定

闇雲

繰り返しになるがヤミキューレに使える時間は少ないので、彼女達のセリフはほぼない。それでも違和感なく進めたのは「ヴァーチャロイドだから自我はありません」という設定。星の歌い手細胞から作られたという点では美雲と同じだが、歌の学習に必要な器官しか生成されていないという非人道的な扱いなのでヘイムダル側の歌の捉え方の違いも浮き彫りにしている。

3.強すぎるビジュアル

闇カナメ

顔がいい、シンプルだが強烈な魅力。ゆえに本予告でヤミキューレのビジュアルが公開された時点で界隈は大騒ぎ。ヤンデレ風味の闇マキナや無気力な闇カナメなど、ワルキューレの時とは正反対な印象で、情報が揃っていない予告の時点では本家が闇堕ちする展開まで想像できたこともあり、謎に包まれた設定と印象的なビジュアルに人は惹きつけられた。

4.配役の説得力

闇レイナ

歌唱も含めたキャストがワルキューレと同じだったことも、今日に至る人気の理由のひとつだと思う。ワルキューレと同じ人だから「ワルキューレに匹敵する歌唱力」という設定もすんなり受け入れられた。これを別キャストでやっていたら、ファンの間で未来永劫終わらない争いが繰り広げられていたはず。

ヤミキューレの声優

キャラ声優
闇雲小清水亜美/JUNNA
闇フレイア鈴木みのり
闇カナメ安野希世乃
闇レイナ東山奈央
闇マキナ西田望見

5.魅力的すぎる楽曲

闇マキナ

そして何と言っても曲の強さ。個人的にはヤミキューレが初めて揃う時に流れる「Diva in Abyss」が特に印象深い。話的には味方サイドが大ピンチに陥ってフレイアが命を削ることになるきついシーン。だが、それはそれとして曲がかっこよすぎてどうしようもなく惹かれてしまう。当時は心がぐちゃぐちゃだった。

キャストを揃えて歌唱力の説得力を担保したうえで、ワルキューレではやりづらい尖ったアプローチができたのも魅力のひとつ。それは「不協和音ギリギリを攻めた」というコーラスだったり、歴戦のバンドメンバーをして「速すぎて自分でも弾けてたかどうかわからない」とまで言わせたBPMだったり。リアルライブではステージ上に座り込んだり寝転がったり密着してリップ音を響かせたり、闇ならではの破天荒なパフォーマンスでファンを熱狂させた。

劇中でヤミキューレを怯ませたのは、フレイアとマックスの2人だけ。フレイアは歌を学習する中でその強い想いに引っ張られたということでその後の展開含め理解できるけど、ただ強すぎるだけでヤミキューレをビビらせるあの人はやっぱりおかしいよ。

ヤミキューレが闇シェリルと闇ランカを生み出すまでの過程

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ヤミキューレが続編に出る可能性はある?

あります、厳密にはヤミキューレと違うが。

絶対LIVE後半でフレイアの命がけの歌を学習した結果、ヤミキューレを作り出していた星の歌い手細胞は肉体を得るに至った。フレイアの影響を色濃く受け、ルンを携えた姿で。その後轟沈するバトル・アストレアからハヤテによって救出される。誕生の経緯から通称「星の子」はハヤテとフレイアの実質的な娘として描かれており、エンドロール後にはハヤテと少し成長した星の子が、ウィンダミアのりんご畑を訪れる様子も確認できる。

ということで姿こそ変われどヤミキューレはマクロスΔの物語が完結した後も元気に過ごしている。なので、例えば新作マクロスの中でその存在が示唆されたり、劇場版でハヤテと一緒に成長した姿を見せたり、もしくはマクロスΔの後日談がいつか作られてそこで星の子の名前が明らかになったり等、今後どこかで登場する可能性は大いにある。個人的にはマクロスΔ10周年のタイミングで星の子のグッズが出ることを期待している。

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