アニポケ リコロイ編の主人公リコ。そのリコのパートナーとなったミブリム。2人の心の交流が温かくて泣いてしまった成人男性です。なので、リコとミブリムの出会いから心を開き仲間になるまでを振り返っていきます。
リコとミブリム
リコ
声優:鈴木みのり
パルデア地方出身の少女。相棒はニャオハ。
祖母から貰った「不思議なペンダント」がきっかけで冒険に旅立つことになる。
ミブリム
生き物の気持ちをキャッチするポケモン。
鳴き声も出せないほど弱り、気を失っている所をリコ達に発見される。
リコとミブリムの出会い
リコとミブリムの出会いは21話。
黒いレックウザを追ってガラル鉱山へ向かう途中、雨宿りのために立ち寄った山小屋の中にミブリムはいた。よく見るとミブリムは気を失っている様子で、息も荒い。ミブリムが弱っていることに気づいたリコは、モリーに診てもらうためブレイブアサギ号へと連れ帰る。
モリー曰く、ミブリムが弱っている原因は「心の問題」とのこと。常に周囲の気持ちをキャッチしてしまうが故に、傷ついてしまったミブリム。そんなミブリムを放っておけないリコは、ミブリムの面倒を見ることを申し出る。
ミブリムの心に寄り添うリコ
心が弱ってしまった時に、こうすれば良くなるという決まった答えはない。回復のヒントを求めてドットの部屋を訪れたリコ。ドットのぐるみんとしての体験談からヒントは得られたものの、話に夢中になっている間にミブリムは逃げ出してしまう。
見知らぬ場所、見知らぬポケモンに囲まれたミブリムは慌てふためく。落ち着ける場所を探してたどり着いたのは、ブレイブアサギ号の見張り台。奇しくも、リコが落ち着ける場所もまた見張り台だった。
自身がブレイブアサギ号に初めて乗った時の経験を重ねて、「あなたの気持ち、分かる気がする」と語りかけるリコ。不安な気持ちに寄り添おうとするリコの感情が伝わったのか、ミブリムはリコに近づき、その肩に駆け上った。
穏やかなリコの近くはミブリムも落ち着くようで、リコのパーカーのフードの中で眠りにつく。
ダンボール猫していました。
ニャオハの仲立ちで仲間入り
「人の気持ちが強い所では暮らしにくいから」と、ミブリムを森へ帰そうとするリコ。言葉とは裏腹に寂しそうなリコの表情を見たニャオハは、ミブリムに語りかける。
いっぱい、あなたに嬉しい気持ちを届けるね
ニャオハの協力の甲斐あって、お互い自分の気持ちに正直になれたリコとミブリム。「一歩踏み出してくれてありがとう。いっぱい、あなたに嬉しい気持ちを届けるね。」と、リコらしい言葉で感謝を伝える。それに応えるように、ミブリム自らボールに触れ、ゲットへと至った。
リコの実家のパピモッチには嫉妬して拗ねていたニャオハ。ミブリムに対してはむしろ積極的に仲間入りを促すところでニャオハ自身の成長も感じられました。
リコだけの道に繋がる出会い
20話では、リコの優しく穏やかな性格が枷になることもあるという側面が描かれた。競技バトルの勝敗への執着が薄く、相手に勝ちを譲ることで結果的に相手の気持ちを踏みにじってしまうという形で。だから、カブさんから受けた「バトルに勝つだけがトレーナーの道とは限らない。トレーナーの数だけ道はあっていいはずだ。君が信じられる、君だけの道を見つければいいと思うよ。」という助言への答えをリコは探していた。
そんな中で、繊細なミブリムがリコに懐いたことを「気遣いができるってすごいことなんだ」「リコじゃなきゃできない」と褒められる。そして、一度は裏目に出てしまったリコの優しさは、「得意なこと」にも繋がっていると気づく。
「私、ポケモンが好き。もっとポケモンの気持ちを知りたい。だから、そんなトレーナーになりたい。」
自分が進みたい道の入り口を見つけたリコは、世界の謎に向けて再び歩き出す。背中のミブリムと一緒に。
コメント