プロセカ「仮面の私にさよならを」ストーリー振り返り ニーゴの1年の集大成【25時、ナイトコードで。】

仮面の私にさよならを
こちらの記事の内容は動画でもまとめていますので、ぜひどちらも楽しんでください。
目次

あらすじ

仮面の私にさよならを

パソコンを奪われた上、母親の干渉が強まり、日に日に精神が摩耗していくまふゆ。そんな中、期末テストの返却が近付くが……。

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今回は読む人の立場によって印象変わりそうだなと思ったので、まず自分のポジションを明確にしておきます。

未婚成人男性。大人ではあるが家庭を持っていない人。だからこそ、第三者目線というかできるだけフラットな視点で見たいと思っている。

なんとなくニーゴと同世代の人ならストレートにこの毒親がーとなりそうだし、子を持つ親なら心配という感情の占める割合が多くなりそうですよね。

ニーゴとの関係

奏とまふゆ

まふゆが母親に自分の想いを伝えるも決裂、奏の家に逃げ込むという着地。進級前最後、NEXT演出も入るイベントだと思うとすっきりしない気もするが、これまでのストーリーで積み上げてきた要素がそれぞれまふゆの選択に繋がっていったので、一つの集大成には違いないと思う。

  • 「まふゆの傍から離れない」と宣言した奏
  • 「まふゆの口で意思を伝えること」を求めた絵名
  • 「逃げてもいい」と選択肢を広げた瑞希
  • 灯のミラージュでまふゆが奏の家の場所を知っていたこと
  • 奏が一人暮らしであること
  • スポジョイパークがなければ奏と絵名は走り回れなかったこと
KAITO まふゆ呼び

あのルカがストレートに助言をすることからして、よっぽど見てられないような状態だったんですよねきっと。そしてKAITOさん、ずっと「あいつ」とか「お前」呼びなのに、本当に切羽詰まっている時は「まふゆ」って呼ぶんだね。お父さんじゃん。

まふゆ母との関係

まふゆ母 モノローグ

今回初めて出たまふゆ母のモノローグ。これでまふゆ母の人間味が増すかなと思ったら、口に出していることと一切変わらなくて、逆に怖くなるやつ。悪意がないからこそ難しい。東雲慎英さんはキツイこと言っている自覚があったみたいだから、彰人の提言に耳を傾けられたけど。

悪意がないとはいえ、まふゆ母のことを考えるだけで集中できなくなるほど追い込んでしまったのは完全にコミュニケーション失敗してますよね。身に覚えがある、職場で苦手な上司と一緒に動くことになって、絶対失敗できないぞと思うほどミスを連発するやつ。職場の話と違うのは、それぞれが持つ責任の重さ。法律的には意思能力がないとされている未成年が相手だから特に。実際まふゆ母は娘をより良い方向に導くことを目指しているわけで、現状それがうまく行っていないことの責任はまふゆ母(父もだけど)にあると思う。

娘に幸せになってほしいと思っているのは本心だけど、それを娘が幸せだと思うかどうかは一切考慮しない。というか幸せじゃないはずがないと信じている。無意識だとは思いますが、いい子の娘を育てた、いい母親でありたいという考えが強く出ているんじゃないですかね。慎英さんみたいに「自分と同じ苦しみを味わって欲しくない」が動機ならまだいいんだけど、「自分がそうだったから娘も同じ思いをしないとだめ」みたいな思考だったら地獄ですね。後者だといよいよ和解する未来が見えなくなってしまうので可能性は低いと思いたい。

まふゆ母 怒り顔

我々は神の視点で見ているからまふゆが感情豊かになってきていることを微笑ましく思うけど、「いい子のまふゆ」でいてほしいまふゆ母にとっては望ましくない変化なんですよね。その姿勢に対してまふゆは心を殺すことで自分を守ってきたわけだけど、感情が戻ってきたからこそ、もう仮面を被り続けられないのが何ともままならない。

まふゆ母に対して前から気になるというか、歪に感じているところ。まふゆ母ってちょいちょい論理をすっ飛ばすというか、結論ありきで話すところがありませんか?音楽の道を進む奏を「ただ楽な生きかたをして」と腐す割にアーティストという括りでは延長線上にある東雲慎英のことは有り難がるのとか、理由を説明しているのにまふゆの変化の原因を全て奏に結びつけてしまうのとか。だから医者になりなさいというのも、それってまふゆ母の考えなの?世間一般でステータスが高いからというだけじゃないの?と思ってしまう。いい大学に行って医者になれば安心だよねというのは一般論としてはおかしくない。医者になれるなら医者になったほうがいいじゃないという感覚も理解できる。だからこそ他の道を一切認めない頑なさが不自然に感じる。

個人的には医者以外の選択肢を与えなかったことが問題だと思うんですよね。自分自身大学を中退しているので、レールを一度外れてから軌道修正する大変さは知っています。持ち直すのは不可能じゃないけど、選択肢が極端に狭まるんですよね。大企業からベンチャーに行くのとベンチャーから大企業に行くのとではハードルの高さが全然違う。だから、まふゆの「自分に合った夢を考えてみたい」に対して、その時に選択肢を多く持てるように、できるだけいいところに行きましょうならまふゆの納得度も違ったのかなと思います。でも、まふゆ母は「どうしてこんなことになっちゃったのかしら」という対話放棄だったので。「娘という生き物」として見ていて、同じ人間だとは思っていないんですかね。「何も与えなければよかった」はさすがに歪みすぎている

ゲーム外でもいいので、まふゆ母外伝出しませんか?現状だとまふゆ母はなぜああなってしまったのかを推し量る材料が足りない。まふゆ母の両親との関係とか、まふゆ父との馴れ初めとか知りたいよ。

これからどうなる?

まふゆ 奏が連れてきた

エリア会話を見るに、そのまま奏の家で生活しているみたい。完全に喧嘩別れでの家出だったので、放置していると捜索願出されるだけで終わってしまいそうなのが懸念。なんならまふゆ母、宵崎奏に娘を誘拐されたぐらいのことは言っても不思議じゃない。まふゆとのやり取りの時の温度感からして、奏はまふゆを誑かした憎い存在なので。そんな奏に「またあとで連絡するわ」なんて言えると思えないので、最後に話していたのはまふゆ本人かまふゆ父じゃないかと。とりあえず無事であることを伝えれば警察沙汰にはならないかと思いつつ、あの人がそれで納得するかなという疑問もあり。進級がテーマになるであろう3周年の全員登場イベストに持ち込むには重すぎるし、混合イベも修学旅行で出たばかりなので、ここはしばらくヌルっと進むんですかね。

まふゆ、最終的にはニーゴ以外の人にも素を出せるようになるといいねと思います。雫とかえむとか。良くも悪くも今のまふゆはニーゴへの依存度がすごく高いので。初期の絵名に近い感じ。

あの東雲先生のお嬢さんが

個人的な願望として前から言っているのは、まふゆ母との最終的な決着の鍵が東雲慎英であってほしいということ。まふゆ母が子供の言うことをまともに取り合わないというのはここ何回かのイベントではっきりしたので、広い括りではニーゴと同じアーティストであり、かつまふゆ母が名前を聞くだけで態度を変えるほどの権威を持つ東雲慎英の言葉の重みに頼る必要があると思うんです。慎英さんに頭を下げてお願いするというのは、絵名からすると心理的なハードルの高い行為なので、絵名自身の成長とも併せて描けますしね。

絵名の通う定時制が3年なのか4年なのかわからないですが、美大を目指すとなればブルーピリオドの八虎くんが蕁麻疹を掻きむしりながら乗り越えたあれを絵名も体験するわけです。その中で絵名がドツボにはまった時は、またまふゆの遠慮のない言葉が抜け出すヒントになってほしいですね。

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この記事を書いた人

ワルキューレがきっかけでした。
精神的に参っている時、歌で救われたのが執着の始まりです。中でも、コロコロと表情や声色が変わる赤い服を着た人から目が離せず、気がついたらこんなサイトを作っていました。

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