アニポケ・リコロイ編に登場する冒険者集団「ライジングボルテッカーズ」を解説。ライジングボルテッカーズのメンバーや声優に加え、拠点とする飛行船から仲間の証のハンドサイン、EDで歌唱するラップについても記載しています。
ライジングボルテッカーズとは
ライジングボルテッカーズは、「ポケモンの謎、世界の謎を解き明かすこと」を使命とする冒険者集団。リコロイ編では、リコの母・ルッカからの依頼でリコが通うセキエイ学園に訪れた。依頼の内容は「リコをパルデアの実家まで送り届ける」というもので、パルデアへの道中でロイ、パルデア到着後にリコがライジングボルテッカーズに正式加入。
ライジングボルテッカーズのメンバーは8名(※17話時点)。拠点となる飛行船・ブレイブアサギ号では、それぞれのパートナーポケモンに加え、旅の中で住み着いた野生のポケモンも多数暮らしている。
ライジングボルテッカーズの意味
ライジングボルテッカーズの名前の由来は、太陽より高く飛ぼうとするキャプテンピカチュウの姿。目標を見失い、燻っていたフリードの心に火をつけたその姿から、「お前がボルテッカーでライジングしたように、どこまでも高く飛んでいこう」という想いを込めてライジングボルテッカーズと名付けられた。
ライジングボルテッカーズのメンバーと声優一覧
メンバー
メンバー | 声優 |
---|---|
リコ | CV.鈴木みのり 主人公の1人、祖母から貰った「不思議なペンダント」がきっかけで冒険に旅立つことになる。母・ルッカはフリードの恩師で、フリードとキャプテンピカチュウを繋いだ存在でもある。 |
ロイ | CV.寺崎裕香 主人公の1人、カントー地方出身の少年。「いにしえのモンスターボール」から現れ、飛び去ってしまった黒いレックウザをゲットするため、冒険に旅立つ。 |
ドット/ぐるみん | CV.青山吉能 飛行船のあかずの間の住人。その正体は、人気の動画配信者・ぐるみん。当初は部屋にこもりっきりだったが、心を開いた今ではリコとロイの溜まり場となっている。 |
フリード | CV.八代拓 バトルも得意な「戦うポケモン博士」。かつて目標を見失い燻っていたところ、「空とぶピカチュウ」との出会いをきっかけに再起、オリオとランドウも巻き込んでRVを結成する。 |
オリオ | CV.佐倉綾音 メカニックとして飛行船の整備を担当しており、その腕は超一流。フリードの幼馴染で、RV結成時からのメンバー。 |
マードック | CV.三宅健太 心優しき料理人。作った料理を人やポケモンに喜んでもらえることがなによりの幸せ。RV加入以前は、パティシエをしていた。マホイップはパティシエ時代からの付き合い。 |
モリ― | CV.真堂圭 飛行船のポケモンたちの治療を担当。クールな性格で、表情があまり変わらない。代々ポケモンの医者の家系で育つが、「待つのが性に合わない」と自ら傷ついたポケモンの元に向かうためRVに加入する。 |
ランドウ | CV.塾一久 常に釣りをしている老人。メンバーには「じっちゃん」と呼ばれている。フリードとはRV結成前から面識がある。 |
メンバーのパートナーポケモン
メンバー | パートナー/声優 |
---|---|
ニャオハ | 【リコ】 CV.林原めぐみ |
ミブリム | 【リコ】 CV.未発表 |
ホゲータ | 【ロイ】 CV.山下大輝 |
カイデン | 【ロイ】 CV.佐倉綾音 |
クワッス | 【ドット】 CV.浪川大輔 |
キャプテン ピカチュウ | 【フリード】 CV.大谷育江 |
リザードン | 【フリード】 CV.未発表 |
メタグロス | 【オリオ】 CV.未発表 |
イワンコ | 【マードック】 CV.古都利咲希 |
ラッキー | 【モリー】 CV.未発表 |
ヌオー | 【ランドウ】 CV.未発表 |
飛行船で暮らすポケモン
ブレイブアサギ号で暮らすポケモンたち | |
---|---|
パモ | マグマッグ |
トロッゴン | ノズパス |
ヨルノズク | マホイップ |
ユキワラシ | エレキッド |
ツボツボ | アローラベトベトン |
ポットデス | ヤバチャ |
飛行船・ブレイブアサギ号で旅をする冒険者集団
ライジングボルテッカーズは、アジトも兼ねる飛行船「ブレイブアサギ号」で世界中を旅する。元々はランドウが所有していた釣り船を、オリオが空を飛べるように改造した。
移動時は翼の役割を担うウイングデッキは、バトルコートへの変形が可能。船の動力や修理は、リザードンやエレキッドなど船に住むポケモン達の力を借りている。
仲間の証のハンドサイン
ライジングボルテッカーズには、仲間の証としてグータッチ後に手を上下させるハンドサインが存在する。依頼への出発時や帰還時など、気合を入れたり無事を確かめ合う意味合いで使われている様子。
ハンドサインのやり方
① | 拳を突き合わせる |
② | 手の平を前にして、腕を上に挙げる |
③ | 手の甲を前にして、腕をより高く挙げる |
リコロイ加入前は手を鉤爪のような形にするパターンも見られたので、状況やメンバーによって何種類かを使い分けているようです。
EDテーマ「RVR~ライジングボルテッカーズラップ~」も歌唱
アニポケリコロイ編のEDテーマは「RVR~ライジングボルテッカーズラップ」。主に歌うのはリコとロイだが、「フリードVer.」「オリオVer.」のような形でライジングボルテッカーズのメンバーが週替りで登場。メンバーによってラップの成否が分かれるなど、それぞれの個性も色濃く反映されている。
- フリード:成功
- オリオ:成功
- マードック:失敗
- モリー:成功
- ランドウ:失敗
- ドット:失敗
ライジングボルテッカーズラップは各種サブスクで配信中
RVR~ライジングボルテッカーズラップ~は、6バージョンすべてApple MusicやSpotifyなどのサブスクプラットフォームで配信されている。
ライジングボルテッカーズの名シーン集
11話:オリーヴァとの対峙
モリーがウパーの治療を通じてオリーヴァ(六英雄)と通じ合ったシーン。ここでオリーヴァを味方につけていなければ後のスピネル戦を乗り切れなかった可能性が高い。モリーの個人的な感情によるオリーヴァの森への同行だったが、この選択が間接的にリコ・ロイ・ドットを救うことになった。
13話:ランドウの後押し
ランドウのじっちゃんが若人を導くシーン。留守番中の船内に用意されたピクニックセットを見て戸惑うドットに、「楽しいことを友達とも分かち合いたい」というリコの意図を伝え、ドットの笑顔を引き出した。
14話:ロイとカイデンの友情
ロイが、ホゲータに続く相棒を見つけるシーン。飛ぶのが苦手なカイデンが群れに戻れるようにと、あの手この手でサポートするロイ。その甲斐あって飛べるようになったカイデンが望んだのは、ロイと一緒にいることだった。お手本のような友情ゲットかつ、全力で歓迎するホゲータ先輩やマードックの保護者っぷりなど、周囲の温かさも感じられる回。
15話:ドットの決意
ドットが船の外に出た理由は「リコを探したい」「仲間を騙した奴を許せない」から。拒絶されても距離を詰めようとし続けたリコの行動は、記憶を消されるというリコ最大の危機に最高の形で実った。
16話:年少組vsスピネル
リコロイ編序盤のハイライトと言っても過言ではないシーン。リコロイドットだけでエクスプローラーズの幹部・スピネルと戦わなければならない状況で、「私たちと、勝負です!」と啖呵を切るリコの姿は登場時から想像もつかないほど勇ましい。
18話:フリードとキャップの出会い
朝焼けに包まれるフリードとキャップ、リザードンが絵になりすぎるライジングボルテッカーズのはじまり。「劇場版か?」という声が多数挙がるほどの作画パワーにも注目。
18話:超人オリオ
オリオが釣り船を飛行船へと魔改造するシーン。もはや原型を留めないレベルの大規模な作業をオリオとメタングだけでやり遂げる様子は、オリオの腕が並大抵ではないことを強く印象付けた。そんな人が「今の仕事退屈してた」とあっさりライジングボルテッカーズに加入するのもまた超人感を補強している。
19話:マードックの過去
リコ的にも視聴者的にも「いい大人代表」だったマードックの過去が明かされた回。頼れる大人のマードックだって、過去の遺恨が絡むと声を荒らげてしまうし、仲直りすれば人目も憚らず泣いてしまう。マードックの掘り下げと同時に、「大人だって私たちと同じだから」と仲直りのために一歩踏み込むリコの成長も描かれる。
リコ達の成長にうってつけの集団、それがライジングボルテッカーズ
競技バトルの勝敗への執着の薄さから不和を招いてしまったリコに対して、カブさんがかけた「バトルに勝つだけがトレーナーの道とは限らない。トレーナーの数だけ道はあっていいはずだ。」という言葉。カブさんが言う「君が信じられる、君だけの道」を見つけるには、様々な分野のスペシャリストが身近にいるライジングボルテッカーズとの旅はうってつけでしょう。
そんな頼りになる大人たちも紆余曲折を経て今があるわけで、彼らの過去が明かされる度により深く感情移入してしまう。制作陣の思惑にがっつりとハマっている今がとても楽しいです。リコ達からすると頼れる大人ではありつつも、あくまでも対等な仲間のライジングボルテッカーズがあって、先輩として導く役割はジムリーダーが担っているのもすき。
それではまた来週のアニポケで会いましょう。
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