彰人バナー「Unfading wishing」の概要
アメリカ行きが目前に迫り、練習にも力が入る彰人。久しぶりの休みということで元日に出かけた彰人だが、そこでとある人物と偶然会うことになり……?
今回の絵名さんは星2枠だからちょっと顔出すぐらいかなと思ったら想像以上に濃厚なもものめでした。主題は彰人と愛莉だけど、絵名を軸に2人が動き回るというお話です。ここ何ヶ月かの絵名さんは非常にハードな日々を過ごしていたので、そんな絵名さんを付き合いの長い2人が労ってくれていたような印象。
東雲家の日常
東雲家の話。なにも差し迫っていない東雲家の日常って久しぶりに見た気がしてよい。呼びかけても反応しない絵名に「これは描いてんな」の慣れっこ感もすき。最後まで読んだ後に改めてここを振り返ると、周りの声が耳に入らないぐらい集中できている今が最高だなって。
東雲姉弟がまた仲良く喧嘩しててぼくはうれしい。そして今回は短期だけどいずれ家を出ていくんだろうなと感じていそうな絵名さんの温度感。大人になって家族が別々で暮らすようになるのもある種の通過儀礼ですよね。1人暮らしはじめた時のことを思い出しちゃう。
東雲母にボイスがついていたことにも驚き。脳内東雲母はおっとり系だったけどかなりキリッとしたお声だった。立ち絵もお願いします。雪平先生もお願いします。
親友と相棒コンビの遭遇
正月限定パンケーキを別々で食べに来た彰人+冬弥と絵名+愛莉が遭遇。彰人の「んげ」好きなので供給ありがとうございます。お互いパンケーキ好きだからこの手の遭遇も割とあるんだろうなと想像が膨らむ。彰人視点だと来るなよと牽制を入れたとして、仮に絵名が知らない店だったら私の分も買ってこいとなるだろうしもう祈るしかない。最近絵名バナーでかっこいい絵名さんをたくさん補給したあとなので、暴君ムーブでバランスを取らないとね。
姉弟喧嘩を見つめる親友と相棒のやれやれ顔もすき。
それはそれとして、真っ先に写真を撮る絵名さんとグルメレポーターと化す彰人、好物が同じでも楽しむアプローチはぜんぜん違うのもまたおもしろいところ。
割とトンチキなテンションから彰人と愛莉の関係性の話に発展するのは予想外。まさかピクニックのサイストにあった中学時代の愛莉から彰人へのお願いの深掘りがここで入ってくるとは。その流れで彰人も夏祭りの時の回想を入れてくるのはもう完全にわくわくピクニックと夏祭りの続編じゃないですか。
彰人と愛莉の信頼関係
愛莉が嬉しそうでぼくもうれしい。慎英との対話を見せてあげたい。
彰人と愛莉はあくまでも姉の親友、親友の弟として繋がっただけで実際中学時代から数年間しっかり話をする機会もなかったぐらいなので友達というと少し違う。ただ絵名が一番荒れていた時期を支えた同士のような関係ではあるので、お互いに揺るぎない信頼があるなというのはリリース当時から感じていたこと。
腐っていた彰人を絵名が歌の世界に導き、芸能活動をからかわれていた愛莉を絵名が助け、絵名が荒れた時に愛莉が彰人を頼り、愛莉の言葉で折れかけていた彰人の心を繋ぎ止め、そして2人に支えられた絵名がやがてニーゴと出会い立ち直る。この3人は救い救われでうまく回ってるのが絶妙ですよね。当人同士、特に絵名さんはあまり自覚してなさそうだけど。
絵名さんのそういうとこ
当時は愛莉のサイドストーリーを読むためにセレチケ使ったりもしたので、こんなに話を広げた上でその先まで描いてくれて嬉しい。そして絵名さんはこういうことをしれっとするからずるい。言葉はきついけど根は優しいので、そういうところに彰人も愛莉も救われたんですよねと改めて実感させてストーリーを締めくくる。10月から12月にかけて絵名まわりの感情はジェットコースターのように上下していたので、この穏やかで優しい話は沁みましたね。
そして新年早々セカラジ生放送で絵名役鈴木さんと愛莉役降幡さんが共演するということで、イベントの話も聞けるかもしれません。劇場版もありますしね。2025年もよろしくお願いします。
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