【2022年振り返り】鈴木みのりのやばかったパフォーマンスベスト10!心を動かされ倒した1年を振り返ります

2022年、鈴木みのりさんは様々なステージで歌声を響かせました。年末ということで、その中でも特に心を動かされたパフォーマンスを振り返ります。それぞれの心の中に1位が存在すると思いますが、この人はこう感じたんだなと違いを楽しんでもらえると嬉しいです。

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10位:プロセカ感謝祭 ロウワー

10位:プロセカ感謝祭 ロウワー

携帯恋話も限りなくもバグもよかったですが、感謝祭で一番刺さったのはロウワー。1曲の中で「絵名」と「えななん」の狭間を行ったりきたり。プロセカは鈴木さんが出ている作品の中ではマクロスと並ぶぐらい作中での心情の描写が多い故に、ステージ上でも歌以外の部分での情報量がすごく多いんですね。間奏で客席に向かってノリノリで手を振るところだったり、配信だと映ってなかったんですが「綻ぶ前にここを出て行こうか」で走るそぶりをするところだったり。それが終盤になると訴えかけるような表情に変わるところも。振り幅は大きければ大きいほどええねん勢に刺さるパフォーマンスでした。

9位:鷲崎健のアコギFUN!クラブ「桜キッス」

9位:鷲崎健のアコギFUN!クラブ「桜キッス」 

ひたすら気持ちいい空間だったアコギfunの中でも特に気持ちよかった桜キッスです。表現者故に、持ち曲だとただ楽しく伸び伸び歌う機会ってあまりないので。そして温かみのある声で喋るように歌う鈴木さんと、アコギの音の相性がすこぶるいい。同じFlying Dog勢だと安野希世乃さんもJUNNAさんもアコースティックライブやってるので、鈴木さんも来年あたりどうですかね。ビルボード回りましょう。

8位:ANIMAX MUSIX 2022「夜空」

8位:ANIMAX MUSIX 2022「夜空」

夜空みたいによく歌う曲だと違いが分かりやすいんですよね。(とはいえ2022年だと2回目ですが)声伸びすぎです、バラードの女王でした。鈴木さん自身「自分でもビックリするくらい、のびのびと歌えました」と言っていたので、もう1曲の「BROKEN IDENTITY」も含め手応えがあったパフォーマンスなのではないかと思います。夜空はその名の通り外の景色を連想する曲なので、大きい会場ですごく映えます。アニソン系のフェスはだいたいも持ち時間2~3曲でタイテも見せてくれないので、アニソン詳しくないマン的には毎回ちょっと躊躇してしまうんですが、短い時間でもがっつり心動かされてしまうから行かずにはいられないんですよね。

7位:ワルリボ 絶対LIVEメドレー

7位:ワルリボ 絶対LIVEメドレー

フレイアΔ鈴木みのりの生「果てるまで」が聴けるのはここだけ。絶対LIVEを何度も見ていると、メドレーが始まった時点でこの後のALIVEや宇宙のかけらに耐えるためグッと力が入るんです。「キズナ→スパイラル」が流れると体が「愛してる」を受け止める準備をし始めるのと同じ。この時の歌唱は映像付きだったのでなおさら。特に「God Bless You」から「あきらめない」に入る時の「まだまだまだまだ」は、体勢も含め映画のフレイアと完全一致でした。これは初めて顔出しの演技を経験したことによるステージングの進化であろうと思います。円盤で映っていてほしい。

6位:リスアニ2022 サイハテ

6位:リスアニ2022 サイハテ

サイハテだいすきおじさん。リスアニは2022年に入ってから初めての生歌でした。この時は「あれ、また上手くなられました?」という感情が最初にきまして、歌い方というか声の出し方が変わったように感じたんですよね。元来の声の甘さは残しつつ、コントロールするパワーは増しているような。この直前の12月に初めての舞台出演があったので、舞台的な声の出し方のエッセンスが入った結果なのかなと思ったり。

そもそもサイハテという曲とはの話に戻ります。鈴木さんの緩急のつけ方が好きなので、序破急という感じで徐々にボルテージを上げていくこの曲はいいとこ全部出ると思うわけです。その上でサイハテ初披露のアニサマ比でパワー増し増しだったのでうっとりでした。3rdライブツアーではほぼ間違いなく歌う曲なので、未見の方は楽しみにしていてください。

5位:ワルリボ ALIVE~祈りの唄~

5位:ワルリボ ALIVE~祈りの唄~

フレイアが最後に歌った曲であり、マクロスΔの総決算的な位置づけであるこの曲を感情表現お化けが生で歌ったらヲタクはどうなるか?泣きます。自分の周辺の人はみんな肩がプルプルしていて、「わかる」と思いながら自分も震えていたのが思い出深いです。

特に2日目は鈴木さんの身体的な限界が近そうな感じがあって、ただそれがまた絶対LIVEの追体験という状況にはハマっていました。最後の「心から愛してる」は、音源や劇場版と比べるとかなり強く歌っていた印象があります。ALIVEの表現に関しては特番系でもほとんど話されていないので、1月の円盤先行上映舞台挨拶でぜひお願いしたいところです。各曲1時間ずつぐらい語ってほしい。

4位:みのりんご収穫祭2022 真夜中のダンス

4位:みのりんご収穫祭2022 真夜中のダンス

カバー曲でここまで心を動かされるとは思っていなかったのが正直なところ。特に夜の部は歌い終わった後も拍手が鳴り止まなかったので、自分と同じように食らった人も多かったはず。ここより後に挙げるものもそうなんですが、鈴木さんの強いとされるパフォーマンスって、どちらかと言えばウェットな方向の感情表現が多いんですね。真夜中のダンスの体験に近いのは、持ち曲の中だと「groria」で、暗闇の中で一筋の光を指し示してくれるような感覚です。

収穫祭開催の時点で3rdアルバムの制作が始まっていたこと、その中に真夜中のダンスを作った尾崎雄貴さんからの楽曲提供が決まっていたことも、あのパフォーマンスに影響を与えていたのかなと。尾崎さんへのオファーも含め「3rdアルバムはセルフプロデュースみが強い」とも仰られていましたが、それ故の産みの喜びというか、クリエイター的な視点が歌詞とリンクしたのかとも思ったり。なんにせよ、ポジティブなエネルギーに満ちた、何かが生まれる瞬間にきっと自分はいました。アルバム楽しみですね。

3位:セカイシンフォニー2022 限りなく灰色へ

3位:セカイシンフォニー2022 限りなく灰色へ

2022年ナンバーワン声量。限りなく~は2021年のソロツアーでも歌っているんですが、舞台出演を経て憑依がより深くなっていたように思います。限りなくのサビが元々音数少ないのはあるにしても、鈴木さんの声以外ほとんど聞こえないレベルで場を支配してたのはほんとどうかしてる。音源化に際して声量の部分はかなりマイルドになっていたので、ここも現地で聴けてよかったポイントです。きれいに歌うことよりも激情の表現を優先しているが故の声の圧力はマクロスやアイマスでもなかったものなので、プロセカ未プレイの方も機会があればぜひ。

ニーゴとして歌う上で難しいのは「みんなで歌うこと」に対する理由付けがストーリーの中ではないことですが、ここさえうまいことできればさらにエグい感情の乗り方が見られるんじゃないでしょうか。個人的にはワルリボみたいなストーリー追体験型のライブだと自然に入れるだろうと思っていますので、ぜひよろしくお願いします。



2位:THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!! あらかねの器

2位:THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 10th ANNIVERSARY M@GICAL WONDERLAND!!! あらかねの器

念願の有観客での初披露。どデカい会場でステージには1人だけ、その環境でぶちかましてくれるのはとても気持ちがいいことです。あらかねの器をライブで歌うのは3回目。楽曲の壮大さに目が向きがちですが、あらかねの器は藤原肇が自らの人生を肯定する曲。初披露時にしか出ない昂りの上に、この曲が持つテーマを表現するなら「笑顔」だという解釈を乗せて殴ってきたのが1回目。初々しさを取り除いて表現のグラデーションを強め、難曲を乗りこなす底知れなさを見せたのが2回目。3回目にして初めての客前での歌唱ははち切れんばかりの感情と繊細な表現を両立した、1回目・2回目のいいとこ取りのパフォーマンスという印象でした。このライブの翌週にワルキューレのライブを控えているということで、鈴木さん東山さん安野さんはまず来ないだろうと言われていた中まさかの全員出演。翌日からみっちりワルキューレのリハに入るという鉄人っぷりも見せてくれました。

ちなみに鈴木さんのキャラソンの中で最も声のトーンが低いのは藤原肇だと思っていて、甘さを抑えているが故に上手さがより際立つというイメージです。初手でこんなやばい曲をもらってしまった藤原肇さんのソロ2曲目はどうなるんでしょうか。限りなく〜とかもそうですが、1曲目でマスターピース的な楽曲と出会ってしまうとそれ以降の曲への上がりに上がったハードルを越えねばならない大変さがついて回りますよね。マスターピースたり得るのは、その時点でキャラの持つ良さが曲に全部乗っているからこそだと思うので、より強いインパクトを出そうとすると別種の個性を新たに発掘する必要があるんだろうなと。自分じゃ何百年かけてもできる気がしないので、ただの受け手側でよかったなと思います。

1位:ワルリボ 愛してる

1位:ワルリボ 愛してる

「歌も演技も同じぐらい全力」の極致であり到達点。1人の人生を描き切った作品と一生分の想いを乗せた曲、そしてそれを余すことなく表現できる歌い手の全てが揃った奇跡のような瞬間でした。そこに劇中でハヤテが望み、そして叶わなかった「平和な世界でワルキューレのみんなと歌う優しい歌」をワルリボの場で、愛しているという曲で実現させるという、原曲以上の解釈をさらに上乗せしてくる容赦のなさ。強いて残念な点を挙げるとすれば、day1の歌唱がパッケージ化されないこと。涙で声が詰まったday1と最後に笑ったday2とでそれぞれ違った良さがあるんですよね。

特にday2ですが、歌っている段階でこっちはもうボロボロに泣いてるのに、最後に涙ながらにフレイアの笑い声を「イヒヒ」と入れてくるのは本当にずるい。あれでメンバーも全員涙腺崩壊したそうですが、どこまで意図したものだったんですかね。映画でもエンドロールの最後に入るイヒヒでグチャグチャにされましたが、あそこのセルフオマージュなんでしょうか。それをアドリブでって、底が知れない人。鈴木さん自身「同じ気持ちでは2度と歌えない」と言っていましたが、ワルキューレの2ndライブと同様に、その時点での自分の限界を超えたパフォーマンスだったんだと思います。ライブ終了後の「命を燃やして歌う彼女を演じた」という言葉でびっくりしたのも印象深いポイント。歌も演技も境目はなくて、全て引っくるめてひとつの表現として見ているんだこの人はと。この「愛してる」は確かにひとつの到達点でしたが、まだまだこれ以上を見せてくれるんだろうなと未来への期待も同時に感じさせてくれた時間でした。ハードル上げましたが、ハヤテ成分を上乗せすればあっさり超えてくるだろうと思うので、来年のファイナルでは内田雄馬さん含めキャスト大集合を何卒お願いします。

愛してるでめちゃくちゃにされた後の動画


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この記事を書いた人

ワルキューレがきっかけでした。
精神的に参っている時、歌で救われたのが執着の始まりです。中でも、コロコロと表情や声色が変わる赤い服を着た人から目が離せず、気がついたらこんなサイトを作っていました。

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