ワルキューレファイナルライブツアー有明・大阪のセトリ・現地レポート

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闇ゾーン

ワルキューレファイナル_ヤミキューレ
  • Glow in the dark
  • Diva in Abyss
  • 綺麗な花には毒がある
  • ザルド・ヴァーサ!~決意の風~

闇ゾーンはベタに持ち曲3つを並べてきた形。ただ前回はトロッコに乗ってる時間が長かったので、ステージ上でパフォーマンスしてるだけでもわりと新鮮な体験です。グロダに関しては5人バージョンなので、音源にもない闇フレのハモりが聴けたりするお得感。今回は全身使えるのと、手持ちのカメラを囲む形でのパフォーマンスだったので、闇ムーブにも磨きがかかっていましたね。

からのハインツ様再び。メロディーチューバックさんMCでも一切触れられなかったので、実は幻だったんじゃないかと自分の記憶を疑ってしまうやつ。ヤミからの流れでくるとバトルバージョンも欲しくなっちゃいますね。

ないないゾーン

  1. ワルキューレはとまらない
  2. ワルキューレは裏切らない
  3. ワルキューレはあきらめない
  4. 未来はオンナのためにある

西田さんが「ないないゾーン」と言っていたので、メンバー及びスタッフ間ではその呼称が定着しているようです。とまらない、裏切らないと続いて、後奏の途中でクモフレが踊りから離れて水を飲み始めたあたりで察する。つまりそれをする必要があるぐらいハードな曲がくるんだね。ないない族のラスボスが残っているね。

そう、「ワルキューレはあきらめない」。Absolute Liveでも思いましたが、アンコール明けのラストにやる強度じゃないよこの曲は。ということで、元気なうちに聴けてよかったなと個人的に。ロングトーンのところでヒューヒューいう感じ、声出しありだとそうなるんすねという新鮮な気持ちもあり。

みらオン、ないない3曲の直後にまたハードな曲がきて笑っちゃいました。ここはひたすらJUNNAがんばれあと少しだの気持ちをぶつける時間。

締めゾーン

  1. Absolute5
  2. ルンに花咲く恋もある

Absolute5は意外とあっさり出してきたなという印象です。初日なので演者側も観客側もまだ余裕があったけど、千秋楽だとガラッと雰囲気かわるんだろうなと。レッスン終わりに飲酒したりとか、メンバー的にも5人で過ごす時間を楽しんでいる感じがあるし、それを見てヲタクは菩薩の笑みを浮かべているので。寂しさは突然やってくるんだ。あとJUNNAさんの「泣きませーん」は絶対にフリだと思ってます。

本編ラストはルン花。本編でソロゾーンないんだ!?という驚きと、個人的に最後の曲として予想していたもの(ルンピカ、アブソ、ルン花)が全て出尽くしてしまった困惑の二重奏でした。愛おぼはあっても千秋楽だけだろうし、じゃあ最後を任せられる曲ってなにが残ってたっけ!?と。

余談ですがルン花中のJUNNAさん、鈴木さんのお株を奪うレベルで走り回ってて草でした。

Day2の鈴木さん、歌いながら端から端まで何回もダッシュしててもっと草でした。

アンコール

Day1

  • メドレー(涙目爆発音~LOVE! THUNDER GLOW~ジリティック♡BEGINNER~おにゃの子☆girl~Silent Hacker~God Bless You)
  • 僕らの戦場
  • 不確定性☆COSMIC MOVEMENT

アンコール明けがまさかのソロメドレー。選曲が初期のものばかりなのには意図を感じますね。リボーンのソロをどこで使ってくるのか。

それはそれとして、今の鈴木みのりが歌うGod Bless Youを聴きたいというのは折に触れて言っていたんですが想像以上でした。なにあの最後に小指立てるやつ。初日でこれだから、千秋楽はもっとやばいのぶつけてくるぞあの人。

不確定性をラスト予想は無理な話。「今日は」フレイア選曲とのことだったので、ここは完全に持ち回りパターンでしょう。そうすると千秋楽に愛おぼで締める可能性が高まったんじゃないかと思うんですよね。5人で1曲ずつ選んで5日分、残りの1日は愛おぼで綺麗にはまる形。まあ幕張はステージセットからして別物になると思うので、セトリが共通とは限りませんが。そして美雲はともかく、カナメマキナレイナの選曲が想像つかないですね。涙目もジリティックもメドレーで使ってしまっているので。単純に好きな曲選びましたという感じになるんですかね。

愛おぼだったりALIVEの合唱だったり「これやるとエモい」というネタはたくさんあるが、6回もやるとさすがに体験の質落ちちゃうよねというのも確かにあるので、日替わりはいい落とし所な気がします。

出演者が全員捌けた後は、アニキューレからのメッセージ。小清水さんの新録ボイスもありましたね。キャスト陣はどれぐらい絡んでいるんでしょうか。ボーグというかKENNさんは高確率で出てきそうですが。ちなみに鈴木さんと東山さんが予告していた「おのれ」は見つけられませんでした。

Day2

  • メドレー(無限大DRIVE~風は予告なく吹く~キキワケナイ!~マダマニア~キズナ→スパイラル~愛してる)
  • つらみ現在進行形
  • Dancing in the Moonlight

まさかのアンコール楽曲総入れ替え。メドレーはワルリボ収録のソロ曲が中心でした。

なにげに2日間のアンコールだけでワルキューレの北川勝利楽曲をコンプリートしているのが嬉しい(God Bless You、風は予告なく吹く、愛してる、Dancing in the Moonlight、編曲だけだけど涙目爆発音も)。ワルキューレの知識がほぼない時に好きな曲をピックアップしたらことごとく北川曲だったので、その時点で鈴木さんのヲタクになることは宿命づけられていたのかもしれません。

「愛してる」の話

やはり入ってきました、愛してる。気になるポイントは「鈴木さんがどんな表現をするのか」ですよね。昨年のライブ2日目で歌った愛してるは、表現の極地というか、歴史そのものを見たと言っても過言ではないパフォーマンスでした。鈴木さん自身も「二度と歌えない」と言うほどの奇跡のような歌唱を経て、改めて愛してるを歌う時が来たら感情表現お化けはどんな味付けをしてくるのか。

結果「ファンへの愛を伝える」愛してるでした。3rd Day2の「God Bless You」に近い感じ。愛してる単体というよりは、全編通じて印象的だった笑顔で歌い上げることの延長線上にある表現なのかなという印象です。同じ曲を歌って、乗せる感情一つで与える印象をガラッと変えるというのは鈴木さんの得意技。God Bless Youでこれでもかと思い知らされましたよね。

もちろん今回も感情表現お化けのなせる技ではありますが、「ハヤテだけに向けた愛の歌」を「ファンに向けた愛の歌」変えたのは構成の力も大きいと思います。というのも、歌いだしの「愛してる×2」は変わらずですが、前奏の後は2番に飛ぶんですよね。で、改めて1番の歌詞を見返してみると、ハヤテとの恋を振り返っているんですよね。「はじめて好きって言った日」や「特別な女の子に私を変えたのはあなただった」、「何度生まれ変わってもまたあなたに恋をする」など、印象的なフレーズがたくさん。この辺りの歌詞があると、いかに鈴木みのりと言えどもファンへの愛の歌には変換できないはず。だから、今回の表現には1番を削るという判断は欠かせないものだったと感じています。

どんな流れでこの構成になったのかも気になります。削られた状態のものがメドレーとして上がってきて、その内容を見て「ファンに愛を伝える」となったのか、表現の形が先に決まっていて、それに合わせて1番を削ったのか。小一時間ぐらい表現の意図を解説するイベントがほしいです。現状はミノとタンにメールを送るか円盤が出る頃まで待つかの2択。

前回の爆発的な感情とは少し違って、噛めば噛むほど味が濃くなっていく、ある種積み重ねた歴史も感じさせるパフォーマンスでした。

まとめ

ということで全体的な感想としては、とにかく楽しいライブでした。それこそ「絶対LIVE」というタイトルをメンバーが初めて聞いた時に感じた「ワルキューレがきらびやかに歌って踊る光景」をそのまま具現化したような感じ。だから前回のように立ってられないぐらいの勢いで泣いていたり、見渡す限り皆肩がプルプルしていたりという状況にはならないのかなと。少なくとも千秋楽までは

「さよならじゃなくてありがとうを伝えにきた」と口を揃えて言っていたのが今回のライブの全てなんじゃないかとすら思います。

最後に鈴木みのりさんのヲタクとしてフレイアのパフォーマンスをどう感じたかという話をすると、すごく笑顔が多かったなという印象です。それを特に強く感じたのは、絶対零度の落ちサビやGod Bless Youなど、これまでは切なさを覚えることが多かった曲たち。ここ数年は、絶対LIVE・ワルリボと覚悟を決めた状態のフレイアを見ることが多かったですよね。だから今回はそういうのからは一旦離れて、フレイアの「歌が好き」という気持ちにフォーカスしているんじゃないかというように見えました。そこは回を重ねるごとにより明確になるでしょうし、ミノとタンとかでもライブの話はあるだろうし、答え合わせを楽しみにしておきます。ただ鈴木さんのこれまでの傾向から言うと、初日がそうだったとして、最後までそのままくとは限らないというかいかない可能性の方が高いだろうなと。

2日目のMCで「皆に『ありがとう』を伝えるのであれば、苦しい曲も切ない曲もフレイアなら笑顔で歌うんじゃないか」的なことをおっしゃられていました。

そんな初日でした。まだまだ先は長いので息切れしないようにいきましょう。こっちは見てるだけで疲労困憊なんだから、演者の皆さんは疲れたなんてもんじゃないですよね。ライブ行くたびに思うこと。鈴木さんに関しては千秋楽の次の週も大阪でライブですしね、鉄人。それでは。

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この記事を書いた人

ワルキューレがきっかけでした。
精神的に参っている時、歌で救われたのが執着の始まりです。中でも、コロコロと表情や声色が変わる赤い服を着た人から目が離せず、気がついたらこんなサイトを作っていました。

コメント

コメント一覧 (3件)

  • 1日目おつかれさまです!ライヴュで参加してました。
    東山さんの「おのれ」は絶ノヴァのイントロでされてたように見えました。
    (不適切なコメントでしたら非表示or削除くださいませ。)

    余韻に浸りつつ、最初で最後のリアル参戦(28日)楽しみにしてます。

  • はじめまして、素晴らしいレビューありがとうございます!

    自分はみるハコでの参加でした。
    序盤ダブルエースの喉が不調に聴こえて不安でした。
    鈴木さんのコール&レスポンスも生声でなくずっとマイクだったし、JUNNAさんも伸ばすところをごまかすような歌いかたをしているように聴こえました。
    リーダーが一番安定してたというかAXIAの出来は過去最高だった気がします。
    現場だと気にならなかったのかもですが、音響のバランスがコーラスや伴奏寄りに聴こえたのも不自然というか不調に感じた原因だったかも?

    東山さんは歌もダンスもさすがでした!

    ラストの衣装、人妻経産婦のぞみるが一番お腹見せてるのってどゆこと。(笑)
    経産婦とは思えない美しいお腹でしたが!

  • はじめまして。

    最初からライビュ狙いでしたが、絶対LIVEが初めてのリアル体験だった自分としては、テレビシリーズを中心とした編成が逆に新鮮。

    一恋のハーモニーの美しさでこの作品のファンになった者としても最高でした。

    とにかくこれで酷評気味のテレビシリーズの再評価にも繋がってくれると嬉しいです。

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